矯正治療を検討するとき、最初に気になるのは
「矯正治療っていくらかかるの?」
という疑問です。
矯正治療は自費診療であり、費用が高額になりやすいため、相場や支払い方法を事前に把握しておくことが大切です。
なかでもマウスピース矯正は、見た目の自然さや快適さで人気が高い治療法で、費用がいくらかかるのか気になる人は多いでしょう。
今回は、矯正歯科勤務10年以上の歯科衛生士が、マウスピース矯正の全顎矯正と部分矯正の費用目安、保険適用の可否、分割払いの仕組みや医療費控除までを詳しく解説します!

最後に、無料カウンセリングで費用を確認する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
マウスピース矯正の費用相場
マウスピース矯正の費用は、治療範囲や歯並びの難易度によって変動します。
マウスピース矯正の費用相場は、全体矯正で70〜120万円ほど、部分矯正で30〜50万円ほどです。
ちなみに、ワイヤー矯正との費用相場を比較すると、以下のようになります。
【比較表】マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用
治療方法 | 全顎矯正の費用相場 | 部分矯正の費用相場 | 特徴 |
---|---|---|---|
マウスピース矯正 | 約70万〜120万円 | 約30万〜50万円 | 透明で目立ちにくい、取り外し可能で食事や歯磨きがしやすい |
ワイヤー矯正 | 約60万〜170万円 | 約20万〜40万円 | 適応範囲が広く、ほぼすべての症例に対応可能 |



マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用は、歯を動かす範囲と症例の難易度によって変わるのが一般的です。
費用の概算は、歯医者の無料カウンセリングで確認してみましょう!
保険は使える?マウスピース矯正の健康保険適用
マウスピース矯正は、基本的に保険適用外です。
マウスピース矯正に限らず、一般的な「歯並び改善目的」の矯正治療は、病気を治すためのものではないためです。
しかし、以下の場合は、矯正治療に健康保険が適用されることがあります。
矯正治療の保険適用の条件
- 生まれつきの病気で、かみ合わせに問題が出ている場合。
- 前歯や小さな奥歯(小臼歯)の中で3本以上が生えてこず、かみ合わせに問題がある、かつ歯ぐきを切って歯を出す処置(開窓術)が必要な場合。
- 顎の形のゆがみが原因でかみ合わせに不具合がある「顎変形症」と診断された場合。
条件に合致するかは保険適応での矯正治療を扱っている歯科医院で診断を受ける必要があります。
矯正治療を検討する場合は、カウンセリングを受けて確認してみましょう。
マウスピース矯正の4つの支払い方法
矯正費用は自費診療のため高額になりやすいですが、歯科医院によってはいくつかの支払い方法が用意されている場合があります。
主に
- 一括払い
- 歯科医院の分割払い
- クレジットカード
- デンタルローン
の4種類の支払い方法があるため、矯正歯科医院を選ぶ際にチェックしておくといいでしょう。
マウスピース矯正の支払い方法①|一括払い
治療開始時に矯正費用の全額をまとめて支払う方法です。
一度に支払う費用負担は大きくなりますが、金利や支払い手数料がかからないことが多く、その分矯正費用を抑えられる可能性があります。
マウスピース矯正の支払い方法②|歯科医院の分割払い
矯正費用を分割で支払う方法です。
治療のステップや毎月、3ヶ月ごとなどの決められた期間で区切って矯正費用を分割払いすることができます。
分割払いですが無利息の場合もあり、デンタルローンよりも負担を抑えつつ、一括払いよりも一度に出ていく資金を抑えることができます。
マウスピース矯正の支払い方法③|クレジットカード
矯正費用をクレジットカードで支払う方法です。
クレジットカード払いに対応している歯科医院なら可能です。
一括払いのほか、分割払いやリボ払いを選べるケースもあり、カードのポイントがつくのも嬉しいポイントです。
その代わり、分割回数が3回以上になる場合やリボ払いでは、手数料が発生して最終的な支払総額が多くなってしまうことがあります。
事前にカードの利用枠やデンタルローンの金利を確認しましょう。
マウスピース矯正の支払い方法④|デンタルローン
銀行や信販会社から矯正費用を借入し、歯科医院に支払う方法です。
月々1万円台から支払えるケースもあり、金利はクレジットカードでの分割払いより低めに設定されていることが多いのが特徴です。
自分で銀行や信販会社と直接契約する方法と歯科医院を介して契約する方法があります。
【比較表】支払い方法ごとのメリット・デメリット
支払い方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
一括払い | 手数料不要、総額が明確 | 一度に支払う費用の負担が大きい |
歯科医院の分割払い | 歯科医院によっては無利息の場合もあり、デンタルローンより負担を少なくできる可能性がある | 歯科医院によって利息の有無や支払い回数の設定が異なる |
クレジットカード | 一括払い、分割払い、リボ払いなど、自分の希望する支払い回数を選べる | 支払い手数料が高額になる場合がある |
デンタルローン | 少額で始められる | 金利がかかるため、その分高額になる |
マウスピース矯正は医療費控除の対象?
マウスピース矯正は、噛む機能の改善が治療目標に含まれる場合、医療費控除の対象となります。
医療費控除とは、1年間にかかった医療費が10万円を超えたときに、税金の一部が戻ってきたり、住民税が安くなったりする制度です。(※1)
ちなみに「どれくらい戻ってくるの?」と気になる方のために、矯正費用を例に計算してみると…
📌 医療費控除の一例
- 矯正治療費:100万円
- 所得税率:20%
矯正費用と所得税率がこのような場合、医療費控除の対象額は
100万円 − 10万円(自己負担分)= 90万円です。
この90万円に税率をかけるので…
✅ 所得税:約18万円が還付
✅ 住民税:約9万円が減額
合計すると、約27万円もお得に!(※2)
この制度を利用するには確定申告が必要なので、忘れずに申告しておきましょう。
※1:年間の総所得が200万円未満の方は所得の5%を超えた場合。
※2:あくまで一例です。実際の控除額は収入や家族構成によって変わります。
マウスピース矯正で費用を抑える方法4選
マウスピース矯正で費用を抑えるには、以下のような方法があります。
- 部分矯正で済むか相談してみる
- 複数の医院で見積もりを比較する
- 医療費控除を活用する
- 無料カウンセリングで費用感を事前に確認
マウスピース矯正費用を抑える方法①|部分矯正で済むか相談してみる
マウスピース矯正の費用は、全体矯正よりも部分矯正の方が安くなる傾向があります。
費用を抑えたい場合は、全体矯正ではなく、前歯のガタつきやすきっ歯など一部だけを整える部分矯正で対応できるか確認してみましょう。
部分矯正なら治療範囲が狭い分、費用も期間も大幅に抑えられる可能性があります。
マウスピース矯正費用を抑える方法②|複数の医院で見積もりを比較する
同じマウスピース矯正でも、歯科医院によって料金設定やサポート体制は異なります。
カウンセリングを1ヶ所だけけて決めるのではなく、複数の歯科医院やマウスピース矯正ブランドで見積もりを取り、費用や通いやすさ、治療方針を比較してみましょう。
比較することで、自分に合った価格帯とサポート内容の歯科医院やマウスピース矯正ブランドを見つけやすくなります。
マウスピース矯正費用を抑える方法③|医療費控除を活用する
年間の医療費が10万円を超えた場合は、確定申告で「医療費控除」を利用できます。
税金の還付や減額で矯正費用による家系の負担を減らせるため、忘れずに活用しましょう。
マウスピース矯正費用を抑える方法④|無料カウンセリングで費用感を事前に確認
矯正治療は歯科医院によって費用が異なります。
いくつかの無料カウンセリングを受けて、歯科医院ごとの費用感を確認するのがおすすめです。
無料カウンセリングでは、口腔内スキャンでシミュレーションを見られる歯科医院も多く、治療にかかるおおよその費用や期間を把握できます。
「契約してみたら思ったより高額だった…」という失敗を避けるためにも、無料カウンセリングをうまく活用しましょう。



矯正費用は、症例によって異なりますが、歯を動かす範囲や付帯するサービスなどで費用が変わることもあります!
単に安さだけで決めるのではなく、歯科医師の技術力・サービス内容・通院費・抜歯費用などの追加費用の有無も確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. マウスピース矯正は分割払いでも始められますか?
分割払いに対応している歯科医院なら可能です。
デンタルローンを利用すれば月々1万円台の分割払いから始められるケースもあります。
Q2. 学生でもマウスピース矯正の治療を受けられますか?
可能です。ただし未成年の場合は保護者の同意が必要になります。
契約をする際も保護者が契約者になるのが一般的です。
Q3. マウスピース矯正費用の総額は最初にわかりますか?
治療計画を立てた段階で見積もりが提示されるため、基本的には総額を事前に確認できることが多いです。
不明瞭な場合は、契約前にきちんと確認しておきましょう。
Q4. 医療費控除は必ず受けられますか?
「美容目的」と判断されると対象外になりますが、噛み合わせの改善が治療目標に含まれる場合は対象となる可能性が高いです。
担当の歯科医師に確認しましょう。
Q5. 部分矯正なら費用はかなり安くなりますか?
部分矯正の場合は、全体矯正に比べて安くなる傾向があります。
ただし、症例、使用する矯正器具、歯科医院の値段設定によって異なる場合があるため、カウンセリングで確認しましょう。
まとめ
マウスピース矯正の費用は、全顎で70〜120万円、部分矯正で30万円台からが目安です。
自費診療のため基本的に健康保険は使えませんが、分割払いやデンタルローン、医療費控除を活用することで負担を軽減できる可能性があります。
費用面で不安を感じる方は、無料カウンセリングで見積もりを確認すれば安心して検討できます。
まずは一歩、行動してみましょう!
気になる方はまず「無料カウンセリング」から!
矯正治療には、カウンセリングを受けるだけで数千円〜数万円の費用がかかる歯科医院があります。
「まだ検討中なので、いきなり費用がかかる歯科医院に行くのは気が重いな…」
という方は、まずは無料カウンセリングを受けるのがおすすめです!
おすすめのマウスピース矯正ブランド6選
マウスピース矯正はブランドによって特徴や料金に違いがあります。歯科医院選びと並行して、複数のブランドを比較検討するのがおすすめです。
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